PATTERN PLANNING株式会社

ブランディングから企画まで、共に駆け抜けるパートナー。

COMPANY

PATTERN PLANNING株式会社

お客さまと同じ目線でビジョンを見据え、ブランド構築の過程の中で必要となるサポートをワンストップで行う〝クリエイティブコンサルティングファーム。「育むクリエイティブ」を大切に、お客さまの悩みを聞きながら、ブランディング・商品開発、販促プランまで、プロジェクトの設計を行い、具体的な手段を提案している。ブランディングデザインを手がけるNEW.incと協業しています。

PROFILE

人物紹介/赤坂若菜さん

1986年札幌市生まれ。株式会社コスモメディア(現 株式会社えんれいしゃ)入社。 女性向けのタウン情報誌を制作するporoco営業部に所属し、広告の企画から制作ディレクション、営業を担当。2014年4月、PATTERN PLANNINGを設立。2018年12月、PATTERN PLANNING株式会社として法人化。同年4月には、札幌市中央区に事務所とカフェを併設した「tailor」をオープン。

寄り添う気持ちが生んだ「名前のない仕事」

よろしくお願いします!まずは、赤坂さんのこれまでの経歴をお聞きしたいです!

わたしは札幌出身で、進学も地元でしています。卒業後は、車業界への興味があったので、道内の車部品の会社に就職しました。

え!!車ですか?!

車、好きなんです(笑)。部品の営業の仕事で、車の販売店を日々回ったりしながらお客さまの悩みや店舗の課題をお伺いして、どうやったらもっとよくしていけるかを考え、提案する仕事をしていました。部品業者とお客さまという関係を超えて、一緒に仕組みを作っていくことが、すごく楽しかったんですよね。

赤坂さんに、そんな時代があったとは!

そうなんです。そこで約3年半働いた後に、札幌の情報誌を出版している「poroco」に転職しました。もともとモノづくりも好きだったので、やりたいことに近づけると思ったんです。

広告の営業をしたり、時にはイベントや広告そのものを作る仕事を体験しました。そうすると、自分で作ったものが世の中に触れたり、制作の過程で色々な人と出会ったりするじゃないですか。働くうちに、もっといろんなことを提案してあげたいと思うようになってきたんです。その頃、SNSも普及し始めていましたし、もっと可能性を模索したいと感じるようになりました。

porocoは大好きだけど、お客さまの持つ夢や希望を実現するには、広告だけでは難しいことがある。じゃあどうすればできるのだろうと考えた時、会社という組織を離れたら、本当に必要なものを提案したり、困っている時に支えたり、これまでよりもっと近くでサポートすることができるんじゃないかと思いました。そうして、会社を辞め独立に踏み切ったんです。

当時の周りの人の反応はどうでしたか?かなり驚かれたんじゃ……?

そうですね。名前の無い仕事だから、そんなの絶対無理だよ!と言われることもありました(笑)。

独立した当初は、紙媒体の制作や、facebookの運用代行がメイン。私にできることを包み隠さずお客さまに示して、社員のように関わりたいと思っていますと伝えていました。

共に駆ける仕事

そういった歴史を経て、今のPATTERN PLANNINGがどのような仕事をしている会社か、教えてください!

お客さまが考えるプロジェクトの成功確率を上げるために、何をすれば良いか、どんなことを誰としたら良いかを考えて、実際に動かしていく仕事をしています。海外ではデザインファーム、ブランディングデザインファームなどと言ったりするようですが、自分の仕事を表す言葉としてそれが的確かどうかは、まだよくわからいなんですよ。良い名前ないですかね?(笑)。

お客さまには、こんなこと実現したいなって、プロジェクトやブランディングがあるじゃないですか。そこに関して、お客さまの考えや目指すところなどを、じっくりヒアリングさせていただくんです。そのうえで必要なリサーチやプランニングをしたり、チームビルディングや社内外のコミュニケーションなどを、一緒に考えて作っていく会社です。

うーん、どうやって説明するのが適当なんだろう(笑)。

そうなんですよ、一言で表現するのが難しくて、私たちも困っています……(笑)。

例えば、中長期的に企業と関わらせていただくブランディングのお仕事。トップの人がすごく大きな夢を持っていても、社員は日々滞りなく会社を運営していくことに精一杯で、叶えたい夢やブランディングが上手く実現に至らないというご相談をお受けすることも多いです。そんなときは社員さんと同じ目線で企業の中に入れていただくような感覚で多くの人から丁寧に意見を聞き取って、その大きな夢を叶えるために何をすれば良いのか、具体的な策を提案し、共に売り上げを作っていく仕事があります。

他にも、パートナー企業のNEW.incと共に最近多く関わらせていただいているのは、飲食店など新しいお店を作る際のサポート業務です。お客さまが持つ「こんなお店にしたい!」という構想と、内装などのデザインが決まればお店として成立しそうな気がするけれど、実際はもっといっぱいやることがあるんです。流行っているお店のリサーチやコンセプトメイク、提供時に使う食器、お出しするメニュー。決めなければならないタスクは山ほどあり、オープンに向けてすごく忙しいなかで、手が回り切らないことが、いろいろとあるんですよね。

必要なタスクと選択を可視化して、お客さま自身で着手すべき所と、私たちがサポートする所を分けることで、やるべきことを確実に実行し、お客さまが持っていた最初の構想をできるだけ近い形で叶えることができます。

もう一歩踏み込んで……最近取り組まれたお仕事の具体例を教えてください!

例えば、(株)FULLCOMMISSIONさんが運営するゲストハウス「Ten to Ten」のケース。コロナ禍の前、「“旅人とローカル’’をブランド価値としてテーマに掲げているのに、集まるのは旅人が9割で、なかなか地元の人を巻き込めない!」という相談を受けたんです。自然に地域の人が集い、交流が生まれる場所を作る。その手段として提案させていただいたのがスパイスカフェ「SPICE LOCAL」です。世界中の料理や美味しいスパイスカレーを出すお店で、魅せ方や、メニューの監修にも携わりました。

幕別町にある庭園「十勝ヒルズ」さんから「施設にファミリーや若い世代が訪れず困っている!」という相談を受けた際には、わかりやすいコンセプトと雰囲気作りを1からととのえて、「ガーデンピクニック」と言うイベントを企画し、3年間共に伴走させてただきました。イベントは、開催だけが目的ではなく、社員自身が企画・運営することで主体性を持った取り組みになっていくこともこの仕事で実感しました。

ブランディングや企画を実現するための方法は無限に考えられます。お金をかければかけるほど、あっと目を引くすごいものができあがるかもしれないですよね。けれど、私たちの仕事は、取捨選択をしながら本質的なものを追求し、長く愛される会社やプロジェクト、商品になっていくためには何ができるかを、考えぬくことだと思っています。

大企業の場合は、外部からコンサルタントをいれるケースも多いですけど、中小企業だって需要は当然あるわけですもんね。

そうですね。何かを始めるにあたっての「リサーチの大切さ」というのがまだまだ浸透していない気がするんです。1000人にアンケートをとる、なんて大規模なことをしなくても、今ならWEBを使い丁寧に調べ上げることで、ある程度の仮説を立てることができます。できるだけ無駄なく、効率的に動き出せるよう、お客さまの代わりにリサーチから入ることも多いですね。

PATTERN PLANNINGと言えば、最近まで会社のWEBを持っていなかったことも、一つ特徴だと思うんです。お話して頂いたように一言で言い表すことが難しい取り組み。仕事はどのように増えていくんですか?

やっぱり紹介が多いです。お仕事をさせていただいた方から、同じように困っている人がいるから話を聞いてよ!という流れで。

そうして少しずつ、困っていることを相談していただける機会が多くなって。信頼できる仲間の会社や社員も増えたことで、ここまでやってくることができました。一人では踏み出せない大きな夢も、傍で支えるパートナーがいることで、頑張ってみようと思ってくれたら嬉しいし、そんな存在になりたいと思って仕事をしています。

WEBすら持たずに、仕事がえんえんと舞い込むのがすごすぎる、今までの確かな顧客満足がなせる技ですね。

日々学びながら、丁寧に人とコミュニケーションをしたいと思っている点は、独立したての頃も今も変わらないですが、目の前で困っているお客様にとって本当に必要なものは何なのか、どう補えば上手くいくのか、経験から少しずつわかってきたような気がするんです。こういうことをすれば会社にこんなメリットをもたらす、と。手段の提案だけでなく、どんな現象が起こって、どういうメリットがあるのか、提案のその先まで伝えられるところが私たちの強みだと感じています!

線でつながる北海道を目指して

札幌シゴト図鑑では、経営者の方に「札幌への想い」についても伺っています。札幌や、広く北海道について、でも構いません。感じていることや、想いがあればお聞かせください!

私は生まれも育ちも北海道ですし、愛着もあります。北海道を今よりもっと良くしていきたいという気持ちもあるけれど、一人ではなかなか難しいところ。世代間・業種間の交流から、お互いに新しく知れることって沢山あると思っています。しがらみや、線引きなく、もっとフラットに繋がるような関係で北海道が動いていけたらいいですよね。

北海道の元気な企業や元気な人、これからどうしようかな……と思っているような若い人とも一緒に仕事をしていきたいです。

たとえば、「食」の分野。北海道の生産者や農業加工業者、飲食店って、外に広く売り出すことがあまり得意ではありません。お店は北海道でも、道内の食材を使わない飲食店も、もちろん沢山。どうすれば北海道の食が一つの線で繋がるのか。多くの人が長年取り組んできた課題で、わたしのライフワークでもあります。

北海道のごはん展というイベントを企画したり、約3年かけて北海道TEAというワインブドウの若葉を使ったお茶をつくったりも……。やみくもにやっても難しいけれど、自分の立場から、自分にできることの中で、北海道に刺激を与えられたら良いな、と思っています。

ありがとうございます!では最後に、どんな人に来てほしいか、教えてください!

お客さまや、お客さまのその先にいる人を想像して幸せにしたいと思える人でしょうか。こういうことがやりたい!という明確なビジョンを持っている人がいても、取り組んでいることが幅広いので、専門性を高めるにはイメージと違う環境だと思うんです。

ブランディングやイベント企画など、一見華やかな仕事に見えるけれど、メール対応やリサーチなど泥臭く地道な業務も沢山。華やかじゃない一面があるからこそ、喜んでもらいたい!という気持ちが大きくないと働いていて苦しくなってしまうかもしれない。支えることに喜びを感じる人、困っている人がいたら助けたいと思える人。そういう人に来てもらえたら嬉しいです!

社員インタビュー

アシスタントデザイナーの新井田早栄さんにもお話を伺いました!

〈業務内容〉
デザインやディレクションの仕事をしたくて、大学卒業後に入社しました。アシスタントデザイナーとして小さいグラフィック周りを勉強させてもらいながら、並行して全然違う業務もやっていたりします。特定のジャンルに限らず、少しづつステップを積ませてもらっています。

〈どんな会社?〉
いつもお客さま目線で、素直な提案をする会社です。初めて代表の赤坂と出会った時、こんなにも誠実で、思いやりをもった大人がいるのかと衝撃を受けたのですが、お客さまのお話を聞き取る時にもその姿勢は変わりません。こちらの選択をする方が弊社には大きな仕事になる場合や、利益の出ない話でも、一つの嘘なく誠実に伝えています。私へのアドバイスもいつも的確で、もやもやすることはほとんどありません。悩むことがあっても、一つ一つクリアにしながら進めていけるこの環境が、すごく心地良いですね。

業務内容が毎年更新されて、広がっていることも、社内にいれば少しも不思議じゃないんです。お客さまのことを真摯に考えて、寄り添っていった結果が今の形なのだと思います。

〈興味を持っている方へメッセージ〉
何かに迷っていたとしても、目の前の人を思いやり丁寧に話をすることができる人には、向いているお仕事だと思います。お客様と誠実に向き合っていった結果、明日変わっていることも沢山。「あ、変わったんだね!」なんて、変化を楽しんでいける人が来てくれたら嬉しいです!

Photo by 脇田唯
Writer いけだみほ

RECRUTING

PATTERN PLANNING株式会社

募集要項

プランナー

雇用形態

正社員(試用期間2カ月※期間中も条件に変動はありません)

給与

月給200,000円~(固定残業代含む)

待遇・福利厚生

・昇給制度あり 年1回
・期末賞与(業績に応じて支給)
・保険(健康保険、雇用保険)
・年金(厚生年金)
・家賃補助
・交通費補助

仕事内容

「プロジェクト・商品・サービス」のブランディングを行うためのマーケティング、プランニング、プロジェクトマネジメント業務 / 自社プロジェクトの企画・運営

勤務地

札幌市中央区北1条東1丁目6-8 TOビル1F

勤務時間

10時00分~19時00分(休憩1時間)

休日・休暇

完全週休2日制(土・日・祝日)
年末年始休暇
夏季休暇
慶弔休暇
有給休暇

応募条件

・企画やクリエティブをリサーチ&プランニングしたり、運営する実務経験がある方
・Word、Excel、Pawerpointを使える方

求める人物像

・笑顔でコミュニケーションができる
・人が喜んでくれることが好き
・流行しているものに敏感
・食べることが好き
・個人の成果ではなく、チームの発展に尽力できる

募集期間

2021/6/1~ (期間は未定)

採用予定人数

1名

選考の流れ

応募/書類選考