株式会社チョモランマ

日本への恩返し 地方ベンチャーのリーディングカンパニーに

COMPANY

株式会社チョモランマ

「事業を通して日本に恩返し」という理念を元に「外国人人材に特化した人材紹介および支援事業」「農業関連事業(立ち上げ中)」「アウトドア事業」の3つの事業に取り組んでいる。主軸となっている「外国人人材に特化した人材紹介および支援事業」は事業開始から2年で北海道 No.1 の実績を獲得し、取引国は6カ国、内定者数は120名まで拡大。

PROFILE

人物紹介/代表取締役 横山三四郎さん

岐阜出身。大学在学中は(東南アジアからアフリカまで)世界一周旅行の後、フィリピンでプロダイバーとしてガイド業を経験。2015年の卒業後、大阪発訪日ベンチャー企業に就職し、 世界一周旅行で実感をした日本の魅力を世界に伝えるために奔走。2018年7月アウトドア×インバウンドの領域で事業を立ち上げるため、北海道に単身で移住し「事業を通して日本に恩返し」という理念のもと株式会社チョモランマを設立。現在、外国人人材事業、農業関連事業、アウトドア事業の3つを軸にグローバル展開中。

日本に恩返しがしたい

早速なんですが、チョモランマという名前ってすごくインパクトがありますよね!社名の由来を教えていただけますか?

僕は学生時代の2年間で世界一周をしました。その旅の中で一番好きだった土地がチベットです。チベットって、標高の高い場所に位置しているのでめちゃくちゃ過酷なはずなんです。でも、僕が訪れた地域の中で一番笑顔で強く生きているのがチベットの方々でした。そんなチベットで”母なる大地”と親しまれているのがチョモランマ(エベレスト)です。僕たちもチョモランマのような存在になりたいという想いから、この社名に決めました。

そうなんですね!個人的には、チベットの方々とお会いしたとき、優しさと強さを感じる顔つきがとにかく印象的でした。

そうですね。自分たちの文化をすごく大事にしていて、力強さのある国だと思います。このような理由なので、事業内容とは全く関係ないんですけどね(笑)。

先ほど世界一周の話もありましたが、横山さんの経歴について教えてください!

大学生の頃にバックパッカーをして、海外の良さ、そして日本のすばらしさを知りました。

アフリカに行って現地の民族の方と話してみると、彼らはアメリカと日本のことしか知らなかったんです。ここで初めて、日本は素晴らしい国と思われているんだとわかりました。でも、これは僕の上の世代の方々がブランドある日本を築いてくださったからです。この時に「おれは何もしてない」と恥ずかしさを覚えました。それと同時に「日本のために事業がしたい」「日本に恩返しがしたい」と思いました。

大学卒業後はどんな企業に就職されたんですか?

大阪のインバウンド事業を展開するベンチャー企業に就職しました。インバウンド事業は外貨を稼げますし、日本のファンを増やすことによって日本のブランド作りができます。僕は実際に海外に行って、「日本はこんなすごい国なんです!」といろんな人に営業していました。この会社で5~6年働く中で、色々なきっかけが重なって起業することを決心し、2018年に北海道に移住をして、会社を作りました。

ちなみに、ご出身は?

岐阜県です。北海道に全く縁はなかったんですよね。

そうなんですか!どうして北海道に?

インバウンド事業をやりつつ、元々好きだったアウトドアの事業もやりたいと思っていました。なので起業の拠点を置く候補としては沖縄か北海道か長野の3つでした。その中でも僕にとって、北海道が一番魅力的に見えたんです。経済的に発展していること、四季がはっきりしていることが北海道を選んだ決め手です。

起業してからはやりたかったインバウンドの事業に取り組みました。具体的には「ランドオペレーター」という海外の旅行代理店にツアーのパッケージを売ったり、自分たちで主催していたアウトドアアクティビティ(ワカサギ釣りやスノーシューなど)の予約サイトの運営をやっていました。この事業がかなり伸びて2年目で最高1.4億円の売り上げを上げていました。

2年目で1.4億!?

その頃はインバウンドブームで北海道にたくさんの外国人が来ていたんです。中国人や東南アジアの方々を乗せたバスだらけでした。その流れに乗って僕たちもインバウンド事業で『行くぞー!』と意気込んでいました。

そんな絶好調の時にコロナが来てしまい、一気に売り上げ0になってしまいました。振れ幅やばいですよね(笑)。

やばいですね......。

コロナが流行りだした頃は3カ月間休業しました。この時期に、もともとコロナ前から「今後伸びるだろう」と思って苗を植えていた外国人人材事業の準備を始めました。ただ、その期間に主力メンバーの離脱もあり、加藤と2人きりに……。この状況をどう切り抜けようかと2人で考えていました。

その状況しびれますね......。

休業を終えて、2020年6月ごろから第二創業でやり直そうということでブーストをかけ始めて今の事業に至ります。色々ありましたね(笑)。

ハングリー精神旺盛な外国人の力で北海道を盛り上げる

0になった状態から外国人人材の紹介業を始められたんですね!

そうですね。外国人の在留資格には「特定技能」と「技能実習」の2つがあるんですが、僕たちは「特定技能」の在留資格を持った外国人の紹介と支援をしています。

今までは「技能実習」生として日本で働く外国人が多かったのですが、「技能実習」はあまりに雇用主に有利な制度であり、外国人が安い賃金でずっと農作業をするといったことが頻繁に発生していました。ただ、今は外国人をしっかりと人として扱ってあげるために、新しくできた在留資格の「特定技能」に移行しつつあります。なので僕たちはこれにフォーカスしています。具体的には外国人人材を紹介することによってイニシャルとしての紹介料を頂き、その後、登録支援機関として外国人雇用をされている企業様の労務や人材育成のバックサポートを、月額費をいただきながら行っています。僕たちの提供する日本語教育を受けているネパールやインドネシアの方を日本の農家さんや介護事業者さんにご紹介します。(下にイメージ画像)

*「技能実習」制度は、「日本の技術や知識を発展途上国など海外に移転することで国家発展に協力すること」を目的として設立された制度。一方、「特定技能」は日本国内の深刻な人手不足を補う即戦力のための在留資格として新設。
出典:特定技能と技能実習の違い|【5分で分かる基礎知識】|次世代採用ナビ

受け入れ先の農家さんは足で探してるんですか?

そうですね。農家さんに対してのテレアポは効果的ではないので、実際に現地に行って、1から開拓をしています。農家さんであれば真狩・倶知安・留寿都辺り、その他の受け入れ先としては介護事業者さんがあるんですが、介護の受け入れ先は道内各地に散らばっています。ただ、多くの場合、地域というコミュニティの中で外国人人材を活かせていません。外国人の方には働いてもらうだけじゃなくて、北海道のことを好きになってもらいたいし、日本人側にも彼らからたくさんのことを学んでほしいと思っています。

今働いている外国人の方々はどうして”北海道”に働きに来ているんですか?

出稼ぎですね。北海道がいいと思ってくれているわけではなくて、僕らが北海道にいるから北海道に来ているというのが実態です。これからは「北海道に行きたい」「北海道だから働いてみたい」と思って働きに来てくれる外国人を増やしたいと思っています。

外国人の方は働いて家族に仕送りしている方が多いですか?

そうですね。大体月に17~20万円前後稼いで、そのうちの5~6万円を家族に仕送りして、向こうで家を建てたり、帰った時の自分のビジネスの資金にする方が多いです。彼らは本当にハングリーなんです。そんな姿を見てるともっと彼らの能力を活かすことによって地方創生に繋げたいなあと考えています。

ポテンシャルの宝庫、北海道

なるほど......!それではシゴト図鑑定番の質問をしたいと思います。横山さんは北海道・札幌をどう感じていますか?

まだまだポテンシャルの宝庫で未開の地だと思っています。元々いた大阪は商売人の街でした。大阪ではめちゃくちゃモノを売ってくるんですよ(笑)。それと比べて北海道の人を見ると「全然売る気ないやん。」「もっと世界に発信する気ないんかな?」と思ってしまいます。世界に発信したら勝てるものいっぱいあるのに、北海道内だけで満足しちゃっていて、もったいないなあと感じていますね。

良くも悪くも、北海道の暮らしは、それなりにハッピーで、望むことを忘れがちなのかもしれませんね。。

やっぱりそれを変えるためには北海道内の人だけで変えるのではなくて、北海道にやってくる面白い移住者と一緒に変えていかないとだめだと思います。

今後の展開で考えていることはありますか?

1つ面白いなと思っているのは農業分野での挑戦です。人材紹介業で農家さんと関わる中で農業の中の負ってめちゃくちゃ多いと感じました。その負を解決するサービスを作りたいと思っています。ただ、農家さんは仕事普段から現場作業が多いため農業分野でのテクノロジーがまだ浸透していないので、新しいサービスを使ってもらうのはなかなか難しいです。だからこそ、人材紹介で信頼関係を築いてきた僕らが中から変えていきたいと思っています。

そうですよね。では最後に横山さんの野望を教えてください。

日本に恩返しをするために、チョモランマを売り上げ100億円を超えるような日本にとって不可欠な会社にしたいです。僕たちが地方ベンチャーのリーディングカンパニーになり地方の小さなベンチャーでも世界に勝負できるんだという実績を作りたいですね。

社員インタビュー

株式会社チョモランマの副社長兼CFOの加藤さん

 

<加藤さんはなぜチョモランマへ?>
元々、横山は大学の同期で友達でした。私は名古屋でOLとして働いていたんですけど、彼が起業して3カ月経ったくらいの時期にいきなり「一緒に働かないか?」と電話が来ました。そして、横山に言われるがまま、航空券を買って北海道に行きました。実際に横山と話した結果、彼の日本に恩返しをしたいという想いに共感してチョモランマで働くことを決めました。(なんと1カ月で退職して北海道へ!!)

<仕事内容と求める人物像>
外国人人材の就業先の営業開拓をメインにやっていただきたいです。今は農業&介護がメインの紹介先であり、この先もメインであることに変わりはないです。しかし、新しく入ってくださる方にはこの2つ以外の新たな柱を作っていただきたいと考えています。

外国人人材事業はこれからの会社の収益基盤をつくるキャッシュエンジンの事業として拡大・成長が必要です。現時点では横山を中心に営業開拓をしていましたが、拡大のためには、横山がいつまでも現場で営業開拓を続けるわけには行きません。0→1フェーズから1→100のフェーズになった人材事業を100以上に伸ばしてくれる人材を求めています。

<興味を持っている方へメッセージ>
弊社は北の大地北海道にあります。代表横山も私も、実は中部地方の出身で、雪国での生活は初体験です。そのため、毎日雪が積もる環境には抵抗があります(笑)。でもそれを凌駕する熱量がチョモランマにはあります。雪国であることを忘れてしまうほどに、毎日熱く走っています。

今までOLとして大手企業の名古屋支社で働いてきましたが、社長に会うのは年に数回でした。でも今は、日々社長のとなりで会社経営を考えながら議論しあい、切磋琢磨し合いながら会社を一緒につくっています。そんな環境は自らを成長させ、日に日に私が世の中に提供できる価値が大きくなっていることを実感しています。成長したい方のご応募お待ちしております!

Photo by 脇田唯
Writer 金子新太郎

RECRUTING

株式会社チョモランマ

募集職種

外国人人材事業部営業担当(経営幹部候補)

雇用形態

正社員(試用期間3カ月※期間中も条件に変動はありません)

給与

月給200,000円~300,000円(固定残業代含む)

待遇・福利厚生

・昇給制度あり 年2回
・賞与(年 2 回支給 昨年実績 3 ヶ月)
・保険(健康保険、雇用保険)
・年金(厚生年金)
・家賃補助か交通費補助どちらか

仕事内容

【仕事内容】
道内外の人手不足の業界もしくは会社さんへの新規営業、マーケティング、就労支援オペレーション、外国人との面談、海外の日本語学校との連携、ビザ申請、…etc
※ご経験・スキルやご希望によってお任せする範囲は異なります。

勤務地

札幌市中央区北一条西28丁目1-10 LIME TREE 円山302
地下鉄東西線「円山公園」駅から徒歩3分

勤務時間

9時~18時(休憩1時間)

休日・休暇

完全週休2日制(土・日)
祝日
年末年始休暇
夏季休暇
慶弔休暇
有給休暇10日~20日(入社半年経過後に10日を付与)
産前・産後休暇
育児休暇
介護休暇

応募条件

【こんな方を歓迎します!】未経験者歓迎!
*自分の人生をかけてやりたいことが、会社の理念と通ずるところがある方
*創業メンバーの一員となり経営陣目線での行動をしていきたい方
*裁量を持って自分で考えて意思決定してアクションに移すことができる環境を求めている方。
*考えるよりも、まずは行動ファースト。行動に移した後に考えながら失敗して修正してを繰り返していく思考を持っている方。

求める人物像

チョモランマにとって第二創業メンバーの一人になります。
弊社の理念に共感し、自ら機会を作り出し、世界を相手にダイナミックに事業を作っていきたい方を募集しています。

*純粋な挑戦・・・解決困難な問題に挑むことが好きな方
*自立・独立・・・仕事を自分のやり方で仕切っていくことが好きな方
*独創性・・・クリエイティブに新しいことを生み出す、会社や事業を起こす機会を求めている方
*全般管理・・・組織の中で、責任のある役割を担うことが好きな方

募集期間

2021/10/1~2022/2/1

採用予定人数

3名

選考の流れ

書類選考→面接→選考インターン