NEW Inc.

店舗デザインからグラフィックまで。世代を超えて作る、新しくて元気のある札幌

COMPANY

NEW Inc.

”見えるもの全てデザイン“をミッションに掲げ、日々の生活を豊かにし「わかりやすさとユーモア」を創造するデザイン会社。デザインを軸にブランディング、インテリア、グラフィックなどをシームレスに一気通貫で行い、店舗や商業施設などの実店舗から、インターネット上のデザインやブランディングなど幅広く行っている。事務所は、企業プロモーションやブランディングを手がけるPATTERN PLANNING(株)と場所を共有している。

PROFILE

人物紹介/代表取締役 倉内 法生

大学卒業後、デザインプロダクション数社、広告代理店を経て「株式会社NEW」を設立。 インテリアデザイン・グラフィックデザイン・WEBデザイン・プロモーションなどをシームレスに一気通貫する事で強いブランドを作る事を得意とするブランディング会社。「見えるもの全てをデザイン」を掲げ、内側と外側に向けたブランディングにより、関わる人たちが豊かになる「新しく、ワクワクし、笑顔になる」現象をデザインを起点に提供する。

響きのカッコよさだけでグラフィックデザイナーに?!

倉内さんの、起業までのキャリアについて教えてください!

もともと北海道生まれで、道内の大学に通っていたのですが、スノーボードが好きすぎて就活するの忘れてしまって……(笑)。そのままスノボ関連の仕事をしようしていたのですが、世の中そんなに甘くもなく。2年ほどプラプラして生活していました。

そんなある日、「グラフィックデザイナー募集」の求人を見つけたんです。響きがカッコいいな、と思う気持ちそのままに、そもそも何の仕事かもわからないまま面接に行きました。

その求人、当然ですけど、経験者採用だったんです(笑)。当たり前のようにポートフォリオを持ってくるよう言われても、作品なんてない。グラフィックとは全然関係ない、変なランプの工作を持って行って、志望動機も「響きがかっこいいから」と正直に言うと、何だか変な奴だと面白がられて採用して頂きました。

どれだけ響きが格好良くても、実際に入ってみると仕事は地味なものばかり。しかもその会社はスーパーマーケットのチラシしか作っていなかったので、メインは毛がに画像の切り抜き(笑)。トゲトゲで気が狂いそうなところから、僕のデザインのキャリアがスタートしました。その会社自体は1年半程で辞め、広告代理店に転職後はクリエイターとして、広告のクリエイティブや企画の仕事をしていました。

広告の“クリエイティブ” これも、響きがかっこいいですね(笑)。

みんなに言いたくなる肩書きみたいなものが好きなのかもしれません(笑)。

ただクライアントは大手企業ばかりで仕事の規模も大きく、スケールの大きな目標を掲げている会社でもあったので、自分のした仕事が世の中にどこまで響いているのか見えず、悩んでいました。

そんな折、たまたまカフェを経営している方が、僕個人にロゴ制作の依頼をしてくれたんです。「ロゴのおかげでお客さんが沢山来るよ!」と、喜んでくれて。お世辞だったとは思うけれど、すごく嬉しかった。規模を問わず、デザインを必要としている人が世の中には沢山いるんだ、と気づかされました。

じゃあ、これからは自分の力で仕事をしてみよう!と、会社を辞めフリーランスとして独立したんです。

そうだったんですね……!!では、最初はお一人で。

はい。30歳を少し過ぎた頃の話です。

独立して色々と仕事をするようになってすぐ、「1人で出来ることには限界がある」と気づきました。もっとやりたいこと、やってみたいことがあっても、自分のスキルではこのレベルまでしかできない。そもそも人手が足りない、等々の制約が生じてしまうんです。

そのせいで、仕事を断ったりしなければならない状況が続き、本当に歯がゆい思いをしました。自分に依頼をしてくれる人がいる、必要とされているのならきちんと答えよう、と思い法人化して、社員を雇うことにしました。

法人化してから、なにか変化したり成長した感覚はありますか?

そうですね。経営に失敗すると社員が路頭に迷ってしまう訳で、法人化してから色々考えは改めました。僕らが今までに無いものを作って世に送り出すことが、誰かの幸せに繋がっている。そうでないと意味がないとまで考えているのに、目の前にいるスタッフですら幸せにできないのは、格好悪いですよね。

スタッフの幸せと、より良い世界。両方について共に考え、描いていける人達と一緒にやっていきたい。そんな愛を語れるクリエイティブな人がうちに入社してくれたらいいなぁと思って、今も仲間を探しています。

設計や内装まで。3つの軸を持つ強み。

今は具体的にどのような仕事を手がけているんですか?

大きく分けて「店舗づくり(内装)」、「グラフィック(ロゴ制作等)」、「広告やPRなどの販促業務」の3軸。その他、企画から、コンサル、アドバイザリーなどなど色々手がけています。

創業当初から、設計や内装も手がけていたんですか?

最初はロゴや店先のサインなど、グラフィック周りの仕事をしていました。

ある時、とある飲食店のプロジェクトで店舗の世界観作りやブランディングも一緒に手がける機会があったんです。オーナーさんのイメージと、自分が提案したいものに大きな乖離が生じてしまっていて、グラフィックデザインだけでは伝えきれず「この世界観ならこういう内装がいいんじゃないか」という提案をするところから、設計や内装のプロジェクトを始めました。

この3部門で一気通貫してできる事務所って相当珍しい気がします。

当初はもちろん、設計や内装の仕事は外部の事務所に依頼していたんですよ。ただ、当たり前だけど自分は彼らの領域のスペシャリストでは無い。やり取りする上で生じる齟齬もあってなのか、プロデューサーという立ち位置から近寄っても理解を深められず、お客さんと話すときも「この件はこの人に聞かないとわからない」と答えざるを得ない状況だったんです。

仕事がどんどん増えていくにあたって、もっと近くで完結できるようにしようと思いました。自社でやっている業務であれば、いつも自分達が一番熟知している状態ですよね。サービスをよりよくするために深掘りできるのが僕らの強みです。

案件のバランスはどうですか?道外からの依頼も増えているのでしょうか。

道内が多いですね。理想としては、福岡あたりにも拠点があれば良いなぁとは思っています。東日本は札幌オフィス、西日本は福岡から、みたいな住み分けもできますし。

事務所は、ブランディング会社である(株)PATTERN PLANNINGさんとスペースを共有していると聞きました。

広めのスペースを借りたいな、と思っていた時に、仕事仲間の赤坂若菜さん(PATTERN PLANNING inc.)も同じく事務所を探していることを知りました。共有すれば、家賃も折半できる。若菜さんは、事務所でカフェも開きたいと言っていたので、打ち合わせもそこでできて良いな、と思ったんです。

【tailor】NEW inc.と事務所をシェアしているPATTERN PLANNING 株式会社が運営するカフェ。一杯一杯丁寧に淹れたハンドドリップコーヒーと日替わりの焼き菓子、断面の美しいアイスケーキ「カッサータ」が人気。

話をした当時は事務所空間をシェアするイメージだったけれど、僕らは外に向けてのアウターブランディングが得意で、若菜さんのところは企業内に入っていくインナーブランディングが得意。中と外で一緒に組むとお客様に提案できる領域も広がるし、仕事の相性がすごく良いんですよね。企業が狙っている所、描いているビジョンの上を、僕らなら狙うことができる。事務所を共有することで得るものは多かったと思います。

札幌だから、できること。

倉内さんから見て、札幌はどんな街ですか?

とにかく暮らしやすいです。良くも悪くも小さな街なので、すぐに人と人が繋がり、仕事が生まれていく。最近は札幌の中だけでできることが増えてきた気がします。

一方で、人が集まるお店や遊び場が小さなエリアに一挙集中している印象で「ここにしかお店がない」「ここでしか遊べない」となってしまいがちです。自分が携わったお店を起点に、人が集まる仕組みを作り出せたら、そこから新しい経済が生まれ、また人が集まってゆく。札幌には、良い流れを自ら生み出せるチャンスがあります。そこで新たに人が繋がっていって、横のつながりも、世代を超えた縦のつながりも作れたら、と。そんな相乗効果が生まれていくと良いですよね。

やっぱり若い世代の人達と会うとワクワクするんです。実際に目で見て、話して、「そういうやり方もあるんだなー!」と知れると嬉しい。

自分も若い頃から色々なことに挑戦してきました。失敗して姿が見えなくなった人もいるし、ずっと生き残って頑張る人もいる。この年になって、当時はあまりソリが合わず、関係値がなかった人とも一緒に仕事をしたりするんです。「あいつ、丸くなったな」なんてお互い言ったりして(笑)。年月を経て、色々なシーンを経験したからこそ寛容になってくる。

久々に会ったけど、まだ頑張ってるじゃん!みたいな……。

みんな昔から自分の信じてることがあって、それがキチンとした一本の芯になりはじめているのかもしれないですね。どんなに馬鹿にされても姿勢は変えず、貫き通してきた人はかっこいい。それが今仕事の上で形になって、そんな人同士で認め合えるようになったのかもしれないです。

下の世代にも、追いかける背中があると良いですよね。

僕らの上のカッコいい世代は、もう伝説になってる人もいれば、一線を退き事業を縮小して気を張らずにやってる人もいます。多いのは、一世代で独り占めのようにシェアを張ってしまうケースで、それはあまり好きではありません。若い人と積極的に絡んで、流行ってることや新しい表現を浴びていかないと、どんどん年をとってしまう。

僕はもっと若い人と一緒に仕事をしたいと思っています。そうしていくと次第に、この札幌という小さな街で、いろんな世代や価値観の人が繋がって、頑張って盛り上げることができると思っているんです。

素敵です……!最後に、求人の詳細について教えてください!

今は、経験者の方や、フリーランスだけど一人に限界を感じもっとチームでやりたい!と思っている方にジョインしてもえるのが理想ですね。グラフィックデザインや内装設計は中々マニアックなところ。良い人は大きい会社かフリーランスに多いと思っているんです。一人じゃできない、おもしろい仕事ができる現場を作れば、フリーでやるよりメリットがある。一人でプレーしている時に生じる限界を、越えられる環境でありたいと思っています!

社員インタビュー

NEW Inc.でアートディレクター兼グラフィックデザイナーを勤める石塚さん

〈社内の雰囲気〉
和気あいあい、という言葉が一番しっくりきますね。社長がしゃべって、みんなが笑う。こんなににぎやかなデザイン会社は珍しいのではないかと思います。真剣にやりつつ、明るく息抜きもできていてバランスが良いですね。

〈求める人材像〉
一緒に働く相手のために何ができるか、自発的に考えられる人でしょうか。仕事も多く、忙しいのでドタバタすることが多い。そんな中で「困ってないかな?」と仲間を思いやって、やるべきことを自分で見つけられる人だと良いですね。引っ込み思案の人は圧倒されてしまうかも……。雰囲気も明るく、やりがいもあります。デザインスキルもコミュニケーション力も必要だけれど、「楽しいことがしたい!」という気持ちを強く持った意欲のある人が来てくれたら嬉しいです!

〈興味をもっている方へメッセージ〉
内装の仕事も手がけているので、グラフィックデザイナーももちろんですが、内装設計やインテリアデザインの経験がある人を特に探しています。ソフトが扱える、くらいでも構わないので、作業のサポートができる人がいればとても助かりますね。僕らがやっている仕事を見て面白いな、と思ってくれた人は、ぜひお話を聞かせて欲しいです。就職や転職にこだわらず、新しい繋がりができるきっかけになるかもしれません。ご連絡お待ちしています!

Photo by 脇田唯
Writer いけだみほ

RECRUTING

NEW Inc.

募集職種

①グラフィックデザイナー
②アートディレクター
③インテリアデザイナー

雇用形態

正社員(試用期間3カ月)

給与

月給200,000円~400,000円(固定残業代含む)

待遇・福利厚生

・昇給制度あり 年1回
・期末賞与
・保険(健康保険、雇用保険)
・年金(厚生年金)
・交通費補助

仕事内容

ブランディングに軸足を置いたクライアント伴走型のデザイン会社です。
グラフィック〜インテリアまで一気通貫したデザインを提案するのが特徴で
課題抽出〜戦略立案から実際のデザインであるロゴ〜内装設計まで業務範囲は広く、
完成後もブランドを加速させるためにクライアントと走り続けます。

具体的な仕事内容
グラフィックデザイン、アートディレクション、内装設計を通し
世の中に効く機能するデザインを俯瞰して提案できる頭脳職のデザイン。
また、発想、表現に自由度の高い自社事業も並行し、
デザインする事で自分と誰かが「ワクワクし、ワクワクさせる」ことが具体的な仕事です。

・プロジェクトの進行管理やスケジュール調整
・クライアントとの打ち合わせ、課題ヒアリング
・開発チームとのやり取り、調整
・企画立案、コンセプト設定

※経験・スキル・本人の希望によって業務の範囲は異なります。

勤務地

北海道札幌市中央区北1条東1丁目6-8 TOビル1F
地下鉄東豊線「大通」駅から徒歩5分

勤務時間

10時00分~19時00分(休憩1時間)

休日・休暇

・完全週休2日制(土・日・祝日休)
・年末年始休暇
・夏季休暇
・慶弔休暇

応募条件

アートディレクター、グラフィックデザイナー、インテリアデザイナーいずれかの実務経験
■下記いずれかの実務経験を2年以上お持ちの方
・アートディレクター
・グラフィックデザイナー
・インテリアデザイナー

求める人物像

・明るい
・人が好き
・コミュニケーションに自信あり
・お酒の場が好き
・インプットのクセがすごい
・新しいもの好き
・ファッションが好き

募集期間

2021/03/1~2021/6/1

採用予定人数

2名

選考の流れ

応募/書類選考〜面接〜内定